幸福のサイクルへリードする
90日 和やかマインドメソッド
アダルトチルドレン専門カウンセラー平風かずのぶです
アダルトチルドレン、特にヒーロータイプの方がマルチタスクが苦手な理由はなぜでしょうか。
アダルトチルドレン、ヒーロータイプの方は幼少期の家庭環境から完璧を求められることが多く、大人になっても完璧主義が続き、仕事においても一つの事ばかりに集中し、他のことが停滞してしまいがちだからです。
その結果、複数の事を同時にこなしていくマルチタスクが苦手になりやすいのです。
たくさんの事をふられると、頭が真っ白になったり、全てが嫌になってしまったりするのです。
では、どうすればマルチタスクが苦手な自分を克服できるでしょうか。
解決方法は、スバリ
タスクを小さく分けることです。

完璧主義傾向が強いアダルトチルドレンの方は全てを完璧にやり遂げようとするあまり、全体を塊でなんとかしようとします。
そしてその塊に圧倒されてしまうのです。
これを避けるためには、タスクを小さく具体的に分け、一つ一つに集中することが効果的です。
例えば、家庭の掃除を例に挙げます。
一度に全てやろうとすると圧倒されてしまうことがありますが、「今日はリビングの電球を拭く」「明日は網戸を拭く」といったように、小さな部分に焦点を当てることで達成感を得やすくなります。
より具体的に例えますね。
以前、初期認知症の私の親の家に久しぶりに行った時の例で説明します。
私が久しぶりに家にいくと、全ての部屋、リビング、ベランダ掃除されておらずゴミだらけでした。
お風呂はカビだらけ、掃除されておらず、トイレも詰まったまま、電気も壊れ、ベランダではハトの糞だらけで壊れた洗濯機や粗大ごみで溢れかえっており、ペットボトルや缶のごみだらけになっていたことがありました。
母親はごみの日に、ごみを捨てに行くのも記憶的に困難なので全てこちらが指示しないといけません。
この状態をみた私は、幻滅して、頭が真っ白になり涙が出そうになりました。
この場合も、家全体を塊でみて一度に完璧に片付けようと思えば絶望的になります。
そんな時、この「タスクを小さく分ける」方法を思い出しました。
「今日は奥の部屋とベランダの掃除をする」「完璧にきれいにせず6割でOK」といった小さな目標を設定します。
段差を作らないように、一つ一つのステップをクリアしていくことで、無理なく作業を進めることができます。
そして、数回かけて、掃除し、少しずつきれいになってきました。
このアプローチは心理療法でも活用されています。
小さな成功体験を積み重ねることでモチベーションを高めるのです。
このアプローチを心理療法では「行動活性化療法」と呼びます。
小さなことから始めていくのです。
焼肉を食べる例で考えてみましょう。
一度に牛一頭を食べることは不可能です(笑)
しかしタン、ハラミ、カルビなどに分けて少しずつ食べるとめちゃくちゃ美味しいですね。
タスクも同様に、大きな目標を小さな部分に分解し、少しずつ進めていくことで、最終的には大きな成果を上げることができるのです。
アダルトチルドレンは、過去の経験からくる完璧主義に苦しむことが多いですが、このような小さなステップを踏むことで、マルチタスクに対する苦手意識を克服することができます。
重要なのは、自分に合ったペースで無理なく少しづつ進めることです。
ベビーステップを大切にし、60%でOKにし、自分自身を追い込みすぎないようにすることで、より効率的にタスクを処理し、達成感を得ることができるでしょう。
この方法を日常生活に取り入れることで、アダルトチルドレン特有のストレスを軽減し、より健康的な心の状態を維持することが可能になります。
この「小さく分ける」アプローチはアダルトチルドレン克服にもとても有効です。
「アダルトチルドレン」という塊も大きく捉えたら克服できないと思ってしまいます。
しかし「自己受容する」「他人と境界線を引く」「過去からの信念を緩める」「自分軸を強くする」などアダルトチルドレン克服に必要なプロセスを細かく分けて小さくして分類をわけしていくと克服していけるのです。
まずは小さな一歩から始めてみてくださいね。
あなたをいつも応援しています。
お試しカウンセリングのお申込みはラインでもお受けしています。
ラインにご登録いただいた方へはご登録特典「アダルトチルドレン克服の為の四つの軸」のシートをもれなくプレゼントしています。ご登録いただければ幸いです。
ライン友達追加
