アダルトチルドレン(AC)の中には、家族や周囲の期待に応えるために、自分を犠牲にして振る舞う人々がいます。
いわゆる、いい子、いい人です。
幼少期からいい子、いい人でふるまい、大人になって不都合が生じているアダルトチルドレンのことをヒーロタイプといいます。
このヒーロータイプは、家族の問題を解決するために、自分の感情やニーズを後回しにし、「こうあるべき」「こうしなければならない」という固定観念に縛られやすい特徴があります。
しかし、こうした生き方は、心身に大きな負担をかけ、やがて生きづらさを感じる原因となります。
これに対処するために必要なのが、思考の「新陳代謝」です。
ヒーロータイプ具体例
ヒーロータイプのアダルトチルドレンは、家庭内で親の代わりに兄弟姉妹の面倒を見たり、家庭の問題を一手に引き受けることで家族のバランスを保とうとします。
例えば、親がなんらかの依存症や未熟さを抱えており親として機能しずらかったり、親が不在がちだった場合、ヒーロータイプの子供は親の代わりに家事をこなし、弟妹の世話したり、のびのびと子供らしく過ごせないことがあります。
その結果、子供でありながら大人のように振る舞う必要が生じ、自分の感情や欲求を抑え込み我慢する習慣が身についてしまうのです。
こうした状況下で育ったヒーロータイプのアダルトチルドレンは、大人になってからも「自分がしっかりしなければならない」「他人を助けることが自分の役割だ」といった強い責任感に囚われやすくなります。
しかし、この固定観念に縛られたままでいると、やがて精神的に疲弊し、自分らしい生き方ができなくなってしまいます。
心の新陳代謝とは
新陳代謝とは、体が古い細胞を取り除き、新しい細胞を生成するプロセスです。
同様に、私たちの思考や価値観にも新陳代謝が必要です。
特に、アダルトチルドレンのヒーロータイプとしての役割に長期間囚われ続けると、古い思考や価値観が心の中で固まり、新しい発想や柔軟な思考を受け入れることが難しくなります。
これが、ストレスや生きづらさを生む原因となっています。
古い思考を手放すための具体例
爪が伸び続けた場合、切らなければどうなるでしょうか?
もし爪を切らずに放置すれば、自分や他人を傷つけてしまう可能性がありますよね。
同様に、生きづらい思考や価値観が溜まり続けると、それらが自分自身や他者を傷つける原因となることがあります。
定期的に不要な思考や価値観を「切り捨てる」ことが大切です。
つまり思考の新陳代謝が必要なのです。
例えば、古い書類が山積みになった引き出しを思い浮かべてください。
不要な書類が増え続けると、新しいものを入れるスペースがなくなり、やがて整理がつかなくなります。心の中も同様で、古い思考が蓄積されると、新しい視点や柔軟な発想を受け入れる余地がなくなってしまいます。その結果、心が硬直し、柔軟性を失ってしまうのです。
まとめ
アダルトチルドレンのヒーロータイプとして生きることに疲れを感じているなら、思考の新陳代謝を実践する時が来ています。
まずは、不要な思考や価値観を切り捨て、心の中に新しいスペースを作りましょう。
そして、その空いたスペースに、自由で新しい考え方を取り入れるのです。
これにより、心の負担が軽減され、より生きやすく、充実した日々を送ることができるようになるでしょう。
思考の新陳代謝を意識して、自分自身を解放し、心を軽くすることで、新たな可能性を見つけることができるのです。
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