他人軸の「いい子の自分」を手放し
自分軸の「本当の自分」を取り戻す
不安 イライラ 無気力 感情のフタをあけることで
自分の本当の声がみつかり
人生をのびのびと楽しめるようになる
幸福のサイクルへリードする
90日 和やかマインドメソッド
心理カウンセラー平風かずのぶです。
私のカウンセリングを受けて良くなられたクライアント様が以前カウンセリング初期にこんなお悩みを抱えていらっしゃいました。
ご許可を頂きましたのでご紹介しますね。
「母親が認知症の初期で家の掃除もせず、ゴミ屋敷に近い状態になっています。
私は休日に掃除したり片付けしているのですが、気管支が弱い妹や遠くに住んでいる兄は手伝えません。
私一人ばかりが母を手伝っている感じで頼る人がいなくてつらいです。母親はヘルパーさんにはまだ頼りたくないと言っています」
(プライバシーの為に少し変えております)
認知症の初期とはいえ、今後、認知症が進んできた場合、ご相談者様が一人でお母さまのご面倒を見るのはしんどいですよね。
認知症に限らず、同じ様に職場やご家族で何かの問題に対して「自分ひとりでがんばって」辛くなっている方はいらっしゃいませんか?
解決策はずばり「人に甘えてはいけない」という信念を手放し「人に甘えてもいい、頼ってもいい」という信念に書き換える事です。
なぜなら、「人に甘えてはいけない」という信念を持ち続け「全部自分で何とかしよう」とするといずれは精神的にも限界が来て生きづらさでどうしようもなくなるからです。
ご相談者もその当時でも妹様やお兄さまや、その他の方にも頼れることがあったのはずです。
例えば、妹さんやお兄さんに「少しでも掃除を手伝ってもらう」「母と会えた時には少し片付けしてもらう」「母方の兄弟に様子を伝えて頼る」等小さなことでもいいのでそれをお願いすることです。
仮に手伝ってくれなかったとしても、「人を頼ってもいい、人に甘えてもいい」と思えることで、何より相談者様が今後の人生において様々な場面で負担が減り自身の気持ちが楽になります。
気持が楽になれるのになぜ長年も「人に甘えてはならない」という信念を多くの人は持ち続けるのでしょうか?
それはこの信念にメリットも潜んでいるからです。
今日はすこしだけ掘り下げて、「人に甘えてはならない」の信念のメリットを探っていきましょう。
私は主に4つあると思います。
「人に甘えてはならない」の信念のメリットを4つを箇条書きにしますね。
①人から認められる:自分ひとりで頑張る事で周囲からの賞賛が得られる。
②自立心が強くなる: 他者への依存を避け自分がやる事で自立心を育むことができる。
③問題解決能力が向上する: 甘えずに自分で問題を解決することで、自己解決能力が向上し充実する。
④対人関係悪化の回避ができる: 依存を避けることで、人間関係においてトラブルを回避できる。
いかがでしょうか?
表面的にはこれらのメリットがあったのでご相談者様の全部自分でやろうとしたのですね。
メリットだけ見ると「人に甘えてはいけない」という信念は持ち続ける方がいいと思ってしまう方がいらっしゃるかもしれません。
しかし実はこの4つを上回るデメリットも存在するのです。
同じく箇条書きでデメリットを書きますね。
①過度なプレッシャーを感じる: すべてを自分で抱え込むことで過度なプレッシャーがかかり、ストレスや不安が生まれる。
②感情に蓋をしてしまう: 他者に甘えないことが過剰になると、感情に蓋をして我慢し心のバランスが崩れ、やがては限界が来て爆発してしまう。
③自他共に厳しくなる: 他者に対しても自分に対しても厳しくなりすぎ、結果自己評価が大幅に低下します。「なぜ自分ばかりが?」と他人への嫌悪も芽生えてしまう。
④温かな人間関係が無くなる: 適切な範囲でお互いに頼り合う事はお互いの存在価値を認め合うことに繋がりますが、全く甘えない姿勢は本来の温かな人間関係が無くなる。
⑤孤独感が増加する: 他者への頼りを避けることで孤独感が増し、精神的に悪影響を与える。
いかがでしょうか?
「人に甘えてはいけない」の中にある、これらのメリットとデメリットをまず認識する事が大事です。
「人に甘えてはならない」という信念をもっていて、あなたが生きづらさを感じているなら先ずは少しゆるめてみませんか?
人に甘え、人に頼り、他者とのつながりや支えを受け入れることは「心の健康を保つ」上で非常に重要です。
私のカウンセリングでは、より深くあなたがこの信念を持つにいたる幼少期からのきっかけや感情を探求し、そして根本的に楽になっていく方法を探っていきます。
そしてあなた自身が心から喜べるバランスの良い新たな信念を見つけるためのサポートを私のカウンセリングではお受けいただくことが出来ます。
もっともっと人生をのびのびと心から楽しみませんか?
お試しカウンセリングであなたにお会いできるのを楽しみにしております。