【アダルトチルドレン克服】なぜ親の介護でこんなに苦しいの?自分を犠牲にしてしまう本当の理由

幸福のサイクルへリードする
90日 和やかマインドメソッド

アダルトチルドレンヒーロータイプ(もえつき女子)専門カウンセラー

の平風かずのぶです。

動画でご覧いただきたい方はこちらからどうぞ。

こんなお悩みありませんでしたか?

「親の介護が始まってから、毎日がしんどい」

「親に対して怒りが湧いてしまう」

「もう限界なのに、自分がやらなきゃと思ってしまう」

「誰かに頼ればいいと分かっているのに、頼れない」

もしあなたがそんな状態なら、単純に「介護が大変だから」だけではないかもしれません。

AC、アダルトチルドレンの傾向がある方にとって、親の介護は、子どもの頃から身につけてきた生き方が強く出やすい場面でもあります。

今日は、なぜACの方が親の介護で苦しくなりやすいのか、心理学の視点からお話しします。

「私が何とかしなきゃ」が止まらない

 ACの方には、子どもの頃から、

「親の機嫌を悪くしない」

「迷惑をかけない」

「いい子でいる」

「自分が頑張らなきゃ」

と生きてきた方がいます。

家族の中で、本来は子どもが背負う必要のない役割まで担ってしまうことを、心理学では「親役割化(ペアレンティフィケーション)」と呼ぶことがあります。

こうした経験があると、親が年を取り、介護が必要になったとき、

「今度は私が親を支えなきゃ」

という気持ちが強くなります。

もちろん、親を大切にしたい気持ちは悪いものではありません。

でも、

「自分がやらなきゃ」

が強くなりすぎると、少しずつ自分の生活が後回しになってしまいます。

アダルトチルドレンの方は「人に頼ること」が苦手になりやすい

そして、もう一つ大きいのが、

人に頼ることが苦手になりやすいことです。

子どもの頃に、

「助けてほしいと言っても助けてもらえなかった」

「弱音を吐くことができなかった」

「自分がしっかりしないといけなかった」

という経験があると、

「困ったら誰かに相談する」ではなく、

「困っても自分で何とかする」

という生き方が身につくことがあります。

だから介護でも、

「ケアマネジャーさんに相談しよう」

「ヘルパーさんにお願いしよう」

と思っても、

「こんなことで頼っていいのかな」

「自分でやったほうがいいんじゃないか」

「もっと大変なひともいるし」

と考えてしまう。

そして、一人で抱え込んでしまうんですね。

でも、介護において人に頼ることは甘えではありません。

むしろ、長く支えていくために必要な力です。

なぜ親に対して、こんなに怒ってしまうの?

介護をしていると、

「なんで私ばっかり!」

「もういい加減にして!」

と、親に対して強い怒りが湧いてくることがあります。

そして、その後に、

「親にこんなことを思うなんて、私は冷たい人間だ」

と自分を責めてしまう。

でも、ここにも心理的な理由があります。

現在の出来事が、過去の記憶や感情を刺激することがあります。

例えば、親から何気なく言われた一言で、必要以上に腹が立つ。

それは、その言葉だけが原因なのではなく、過去に似たような経験をしてきたことで、昔の感情まで一緒に刺激されている可能性があります。

つまり、

「今の怒り」だけではなく、「昔の我慢」も一緒に出てきている。

これを感情の再体験と呼びます。

だから、感情が大きくなることがあるんです。

「親なのに、どうしてこんなに腹が立つんだろう」

と、自分を責めなくてもいいんですよ。

「限界設定」とは

そして、介護で共倒れしないために、とても大切なのが、「限界設定」です。

限界設定とは、「自分はここまでならできる」

「ここから先はできない」

と、自分の限界を決めることです。

例えば、

「週2回なら親のところへ行ける」

「病院の付き添いはする」

「でも、毎日の買い物まではできない」

「家の片付けは自分だけでは無理だから、介護サービスにお願いする」というように、

自分が背負う範囲を決めておく。

これが大切です。

ACの方は「できること」ではなく、

「やらなければならないこと」

を基準にしてしまいやすい。

だからこそ、

「本当に、ここまで全部自分がやる必要があるのかな?」

と、一度立ち止まって考えてみてください。

僕自身も認知症の母親の問題で悩みました

僕自身も、認知症になって母のことをいろいろとしていた経験しています。

実家に行くたびにゴミが増えていき、家がゴミ屋敷のようになっていきました。

何時間もかけて片付けても、次に行くとまた元通り。

さらにベランダには鳩が巣を作り、大量の糞で汚れていました。

掃除をして、ネットを張って対策しても、また鳩が来る。

何時間もかけて頑張っても、次に行ったら全部リセットされている。

そんな状態が続きました。

そして、あるとき母に、

「もう大変だから、何とかしよう」

と話したところ、

「私は何も困っていないよ。鳩も可愛いから、そのままでいい」

と言われたんです。

その言葉を聞いたとき、

「僕は一体、何のためにこんなに頑張っているんだろう」

と、ものすごく虚しくなりました。

母が認知症で、自分の状況を正確に把握できていないことは、頭では分かっていました。

でも、頭で理解することと、感情がついてくることは別なんですよね。

そこで僕は、

「このままでは母を支える前に、自分が倒れてしまう」

と思いました。

親を支えるためにも、自分を守る

そこから僕は、自分一人で何とかすることをやめました。

必要なところは介護サービスにお願いする。

自分ができることと、できないことを分ける。

そして、人の力を借りる。

これは、親を見捨てることではありません。

むしろ、

自分が共倒れしないための大切な選択です。

親を大切にしてもいい。

でも、自分も大切にしていい。

親を支えてもいい。

でも、自分の人生まで犠牲にしなくていい。

そのために必要なのが、「人に頼ること」と「限界設定」なんです。

「一人で頑張る」から「人の力を借りる」へ

ACの方は、これまで誰かのために頑張り、自分の気持ちを後回しにしてきたかもしれません。

だからこそ、これからは自分を大切にすることにも許可を出してあげてください。

人に頼っていい。断っていい。休んでいい。

親を大切にすることと、自分の人生を大切にすることは両立できます。

「私は、もう一人で全部頑張らなくてもいい」

まずは、そんな言葉を自分にかけてあげてくださいね。

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